WPIについて

研究分野や国のボーダー、言語や制度のバリアーを越えて、
第一線の研究者が集まる世界に開かれた研究拠点を日本に


「目に見える研究拠点」の充実・強化を目指して

背景

近年、優れた頭脳の獲得競争が世界的に激化し、「ブレイン・サーキュレーション」と呼ばれる人材の流動が進んでいます。このような流れを受けて、優れた研究人材が世界中から集う、“国際頭脳循環のハブ”となる研究拠点を強化していくことが必要となっています。

目的

高いレベルの研究者を中核とした「世界トップレベル研究拠点」の形成を目指す構想に対して政府が集中的な支援を行うことにより、システム改革の導入等の自主的な取り組みを促し、第一線の研究者が是非そこで研究したいとして集うような、高度に国際化された研究環境と世界トップレベルの研究水準を誇る「目に見える研究拠点」の形成を目指しています



世界トップレベルの研究拠点として、17の研究拠点*がWPIに選定されています

* 2023年2月現在
Bio2Q SKCM2 PRIME QUP AIMR KAVLI IPMU iCeMS iFReC MAMA I2CNER IIIS ELSI ITbM IRCN NanoLSI ICReDD ASHBi WPI MEXT JSPS
数学との連携による新しい材料科学の創出

東北大学 材料科学高等研究所(AIMR)

材料科学·物理学·化学·工学·数学に関する世界第一線級の研究者が本研究所に集まり、科学·技術の共通言語である数学を活用して洞察力のある新しい材料科学を確立し、新材料開発により安全で豊かな社会の基盤構築に貢献したいと考えています。

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数学と物理、天文の連携で宇宙の謎に迫る!

東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)

現代基礎科学の最重要課題である暗黒エネルギー、暗黒物質、統一理論(超弦理論や量子重力)などの研究を数学、物理学、天文学における世界トップクラスの研究者の連携によって進め、目に見える国際研究拠点の形成を目標としています。

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物質科学と細胞科学の統合へ

京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)

細胞の化学原理を理解し、その機能を操作する化学物質や、細胞機能に触発された機能材料を創成し、産業・医学・創薬分野への新たな貢献をします。

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免疫学と医学への貢献

大阪大学 免疫学フロンティア研究センター(IFReC)

世界トップレベルの免疫学研究センターの構築を重要なミッションとしています。高度な基礎免疫学の研究成果を臨床医学に展開し、新しい免疫治療の開発などの社会還元を目指します。

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マテリアル・ナノアーキテクトニクス — 新材料開発のための新しいパラダイム —

物質・材料研究機構
国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)

我々の生活を変えつつあるナノテクノロジーに新パラダイムを拓きかつ応用を促すため「ナノアーキテクトニクス」と名付ける新材料開発の新しい技術体系をつくっています。

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カーボンニュートラル・エネルギー社会実現への道筋

九州大学
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)

I2CNERの使命は、低炭素排出とコスト効率の高いエネルギーシステムの推進、そして、エネルギー効率の向上による持続可能かつ環境に優しい社会の実現に貢献することです。

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睡眠の謎に挑む

筑波大学
国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)

現代神経科学最大の謎の1つである「睡眠」。IIISは、睡眠覚醒の神経科学および関連領域の世界トップレベル研究者を集結し、睡眠の機能と睡眠覚醒制御機構の解明に挑んでいます。さらに、睡眠障害の診断・治療のための新しい戦略を開発し、睡眠や健康に関する情報を社会に積極的に発信することで、人類の健康増進に貢献することを目指しています。

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地球と生命の起源を探る国際融合研究拠点

東京工業大学
地球生命研究所(ELSI)

地球惑星科学および生命科学分野の世界一線級の研究者を結集し、「生命の起源に関する研究は初期地球環境の研究と不可分である」というコンセプトのもと、地球、さらには地球−生命システムの起源と進化の解明に挑みます。

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分子で世界を変える:化学・生物 学・理論科学が融合する場

名古屋大学
トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)

ITbMの夢は、私たちの生活を大きく変える革新的な生命機能分子「トランスフォーマティブ生命分子」を生み出すことです。名古屋大学の強みである合成・触媒化学、動植物生物学および理論科学の融合によって、大きな社会的波及効果をもたらしうる新たな研究分野を創生することを目指します。

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「ヒトの知性はどのように生じるか?」脳神経発達の理解から迫る!

東京大学
ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)

生命科学と情報科学をつなぐ新学問分野“Neurointelligence” を創成し、ヒトの知性の本質の理解、脳神経回路の障害の克服、新たなAIの開発を通じて、より良い未来社会の創造に貢献します。

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ナノプローブ生命科学 ─ 生命科学における「未踏ナノ領域」を開拓する

金沢大学
ナノ生命科学研究所(NanoLSI)

身体を形づくる細胞の内外にはさまざまな分子があり、それぞれが役目を果たして命を紡ぎ出します。しかしわたしたちはまだ、その姿を実際に見ることはできません。分子はどんな形? どんなふうに動く? ナノ生命科学研究所は、まだ見ぬその姿を「観る」ことで、生命の謎に迫ります。

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化学反応の本質的理解に基づく自在設計と高速開発

北海道大学
化学反応創成研究拠点(ICReDD)

計算科学に基づく化学反応の本質の解明と、情報学的手法による化学反応の持つ複雑さに対する理解、実験的な実証とフィードバックを通じて化学反応の自在設計と高速開発を目指します。

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多分野融合研究によりヒトの設計とその破綻機構を解明

京都大学
ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)

本拠点は、生命·数理·人文科学の融合研究を推進し、ヒトに付与された特性の獲得原理とその破綻を究明する先進的ヒト生物学を創出、革新的医療開発の礎を形成することを目指します。

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新しい「眼」を人類にもたらし、この世界の成り立ちを見つめる

高エネルギー加速器研究機構
量子場計測システム国際拠点(QUP)

「量子場」は、素粒子や準粒子とそれに伴う物理量を持つ時空そのもの、「物体と時空の根源」といえます。QUPは、宇宙物理、素粒子物理、物性物理、計測科学、システム科学を融合し、量子場を計測するシステムの発明・開発を行っています。そして、物理学にとどまらないほかの分野や、社会へ展開することを目指しています。

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バイオデジタルツインを活用したヒト疾患メカニズムの包括的理解と超個別的医療の実現

大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点

PRIMeは、「ヒューマン・オルガノイド生命医科学」と「情報・数理科学」を融合して人間の体内器官で起きている生命現象を再現したバイオデジタルツインを構築します。これにより、ヒト疾患メカニズムの解明、発症・進行・治療効果の予測、個別化予防・治療法の開発を目指す新しい科学分野「ヒューマン・メタバース疾患学」を創成します。

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持続可能な社会実現に資する、自然界の限界を超える結び目構造を有する人工物質

広島大学 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点

私たちは、物理場や分子の結び目を作り出し、制御することで、通常とは異なる性質を持つ基本粒子、原子、結晶、物質の人工的な擬似物質を創り出します。キラル結び目の理解を深めるとともに、エネルギー需要の増大や気候変動などの地球規模の課題解決に貢献することを目的として、通常とは異なる優れた特性を持つ物質を設計します。

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ヒト生物学-微生物叢-量子計算の融合研究に基づいた健康長寿基盤の解明

慶応義塾大学 ヒト生物学‐微生物叢‐量子計算研究センター

本拠点では、多臓器と微生物叢の相互作用を理解するための研究技術を開発・発展させるとともに、量子計算のヒト生物学への応用方法を開発します。
ヒトの健康の基盤の解明を画期的に進展させる新しい融合研究領域を創出し、微生物叢を含めた体内の健康状態の理解に基づいた、新しい疾患の治療・予防方法や健康長寿社会の実現に繋げていきます。

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新しい「眼」を人類にもたらし、この世界の成り立ちを見つめる

高エネルギー加速器研究機構
量子場計測システム国際拠点(QUP)

「量子場」は、素粒子や準粒子とそれに伴う物理量を持つ時空そのもの、「物体と時空の根源」といえます。QUPは、宇宙物理、素粒子物理、物性物理、計測科学、システム科学を融合し、量子場を計測するシステムの発明・開発を行っています。そして、物理学にとどまらないほかの分野や、社会へ展開することを目指しています。

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バイオデジタルツインを活用したヒト疾患メカニズムの包括的理解と超個別的医療の実現

大阪大学 ヒューマン・メタバース疾患研究拠点

PRIMeは、「ヒューマン・オルガノイド生命医科学」と「情報・数理科学」を融合して人間の体内器官で起きている生命現象を再現したバイオデジタルツインを構築します。これにより、ヒト疾患メカニズムの解明、発症・進行・治療効果の予測、個別化予防・治療法の開発を目指す新しい科学分野「ヒューマン・メタバース疾患学」を創成します。

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持続可能な社会実現に資する、自然界の限界を超える結び目構造を有する人工物質

広島大学 持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点

私たちは、物理場や分子の結び目を作り出し、制御することで、通常とは異なる性質を持つ基本粒子、原子、結晶、物質の人工的な擬似物質を創り出します。キラル結び目の理解を深めるとともに、エネルギー需要の増大や気候変動などの地球規模の課題解決に貢献することを目的として、通常とは異なる優れた特性を持つ物質を設計します。

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ヒト生物学-微生物叢-量子計算の融合研究に基づいた健康長寿基盤の解明

慶応義塾大学 ヒト生物学‐微生物叢‐量子計算研究センター

本拠点では、多臓器と微生物叢の相互作用を理解するための研究技術を開発・発展させるとともに、量子計算のヒト生物学への応用方法を開発します。
ヒトの健康の基盤の解明を画期的に進展させる新しい融合研究領域を創出し、微生物叢を含めた体内の健康状態の理解に基づいた、新しい疾患の治療・予防方法や健康長寿社会の実現に繋げていきます。

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